目次
  • Chapter01 jQueryの基礎知識と本書の特徴
  • Chapter02 3ステップではじめるかんたんjQuery入門
  • Chapter03 jQueryの基本的な書き方
  • Chapter04 確かな基礎力を養うjQueryの基本テクニック
  • Chapter05 活用の幅を広げるjQueryの必修テクニック
  • Chapter06 高機能なギャラリーページを作ってみよう!
  • Chapter07 jQueryを活用したさまざまな表現
  • Appendix jQueryリファレンス

少し古い本ですが、最近読み返したので、簡単にこの本の紹介をします。

よくあるjQueryの解説書です。前半ではjQueryを導入する方法や、ブラウザでのデバッグ方法の紹介。jQueryを使用する時に必要となる、JavaScript本来の機能についての解説がされています。制御文や演算子など、プログラミングで必要な知識の総整理といったところです。他のjQueryの解説書だと、基本的なJavaScriptの文法の解説は省かれている場合が多いのですが、本書では簡単な解説とはいえ、必要最低限のJavaScriptオリジナルの文法も勉強できるので好感触です。

Chapter04から簡単なサンプルを1つずつ取り上げていき、コードを追っていきます。本書はjQueryの本ですが、HTMLやCSSのコードも本の中で簡単に解説されているので、初心者でもついて行きやすい構成になっていると思います。単純なjQueryの書き方だけでなく、なぜこういうコードを書くのかといった点も詳しく解説されています。

Chapter05から実務でも使えそうなjQueryを使用したさまざまな表現を取り上げていきます。

・スライドショー
・スティッキーヘッダー
・タブパネル
・スムーズスクロール

などです。後半からは同じUIをBasic版とAdvanced版の2種類のコードに分けて解説しています。これがこの本の最大の特徴といっていいでしょう。スライドショーの例を取り上げると、Basic版では単純に複数の画像を自動的に順番に表示させるだけのものですが、Advanced版のスライドショーではナビゲーションボタンを付けたり、ポーズ機能を実装したりと、実務でも使えるレベルのコードが勉強できます。

Chapter06からは高機能なギュラリーページの実装が勉強できます。ここでは有名なmasonryを使用したギャラリーページを作成します。ajaxを使ってのコンテンスの動的な読み込みや変更などが解説されており、ここからぐっと難易度が高くなった印象を持ちました。

最後のChapter07からはjQueryを使用した高度な表現を4つ取り上げています。ここからもさらに難易度が上がっており、たぶんプログラミングをやったことの無い人だと付いていけないように感じます。コードの解説も簡素化しているため、分からない人も多そうだなぁと思いました。

ここまでざっと本書の紹介をしてきました。総じて見ると悪くない本だとは思うのですが、全体的に焦点が見えにくい印象を持ちました。タイトルには「教科書」と書いてあるので、基本的なことをしっかり解説しているように期待するかもしれませんが、Chapter06以降で取り上げているサンプルは決して基本レベルではないようなぁ・・・といったところ。逆に言えば、ある程度jQueryの文法を押さえている方だったら、それなりに得るものは多そうですね。jQueryについて一通りのことが出来るようになったら、一度は読んでおきたい一冊といって良いでしょう。



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ABOUT ME
立花浩紀
Web制作を専門とするフリーランスです。就労継続支援B型の職業指導員をしていました。統合失調症の当事者でもあります。福祉ITラボではITと障害福祉を掛け合わせた情報を発信しています。放送大学 心理と教育コース 所属。社会福祉士養成課程。